シャーロック・ホームズ-悪魔の娘- 第1章
PSプラス五月のフリープレイ対象で前から気にはなっていたのでDLした。
●ジャンル:ミステリーアドベンチャー
●CERO:C
●開発:Frogwares
●発売:2016/06/11(Steam) 2019/12/22(PS4) (衣装変更DLCの販売有)
価格はPC版が5000円前後、PS4版はAmazonで7000円辺り
ずっとPCで発売していたシリーズの8作目、PS4で発売するのはこの作品が初めて。旧作を検索してみたらシャーロックのビジュアルが違うのでびっくりした。2009年の映画版を踏襲したのかなという印象。
×ボタンで決定、○ボタンでキャンセル(操作パートでは主観モードへの切り替え)というシステムが、慣れれば平気なのかもしれないけれど微妙なストレス。決定しようとして前の画面に戻る、というのを何回も繰り返してちょっと疲れた。私はここを見たいのに主観モードになってしまった……とか、様子を観察するはずが一個前に戻ってしまった……とか。
あとフォントのチョイスが微妙。ミステリー系で硬派なゲーム(第1章クリアした時点での印象)なのにメインメニューがなんの変哲も無いゴシック体な所、雰囲気づくりという点で勿体ない。
操作パートでもチョコチョコこのフォントが出てきてしまうの、すごい惜しい。資料を調べるパートでこれなのでちょっと脱力してしまう。
貧民だなとわかる小さな男の子が、行方不明になった父親を探して欲しい、とホームズたちの元を訪れる。厄介な事件の予感から、ホームズは彼の父親の行方を追うことになる。
あとで改めて話を聞きに少年の自宅を訪れるのだけれど、方向音痴の私はここで余計に時間を喰ったし、少し酔った。でも(多分)貧しい人たちが暮らす街のなんとも言えない汚さとか、パブの前に酔いつぶれた人が寝ている雰囲気とかを楽しむ事ができたので不満があるわけではない。
ここから先は一章の捜査パートなどについてのネタバレもあるプレイした雑感。
マルチエンディング(捜査、推理の仕方で犯人が2通り×罪の有無 で合計4通りの答えの出し方がある ラストのQTEでもしかしたら微妙に分岐?)なのだけれど、どちらを犯人にしても動機の説明がちょっと雑かなぁ。特に父親を犯人にした時、「私の推理は間違っていた…」ってホームズが言い出してそこは自信をもってくれよって笑ってしまった。
状況証拠から推し量る限りこういう事が行われていてコイツが犯人なんだろうな……というのを考えてプレイできるのは楽しい。強いて言うなら、(私の中では)真犯人が一連の犯行に及んだ動機が最後に本人の口から語られると思っていたのに、「人狩りする理由なんてあなたにはわからないでしょう、今殺してくれ」と言われて困ってしまった。獣は簡単すぎるから知能がある人間を狩るのが楽しい、とかだったのかなーとは思うんだけど……。
ミニゲーム的にホームズ以外のキャラクターを操作するパートもあって捜査にメリハリがあるのは悪くない。犬を操作できるゲームは名作。ちょこちょここのゲームはいるか?みたいなミニゲームもあるけど、苦手な人はスキップできる。
ただ終盤のアクション要素は、今まで求められていなかったのに急にここでやらせる割にはシビアじゃない?何回か死んだし沼に沈んでいった。直前にリトライできる。
キーワードをドッキングさせて推理していく推理パートが個人的にはとても楽しい。
オートセーブのみ、結論を出す(クリアする)とその章をまたやりたい時は最初からやるしかない、っていうのが勿体ないなぁ。
一章クリア時点でトロフィー4つ、15パーセント。道筋通りにミニゲームのスキップをせずにプレイしていけばちゃんとコンプできる感じで変なやり込み要素はなさそう。
五月中に終わらせられるかな。